二川幸夫が遺した最後の写真集。

二川幸夫が1950年代から追求しつづけた,日本建築の空間とかたちの記録は,
四季それぞれの自然を含めた総体的な美しさの創造として現代まで引き継がれていた。
構想60年,新たな映像技術も積極的に加えて最後に取り組んだ総決算の写真集。
日本建築の近代性のスピリットに迫る,「誰も見たことのない」宮廷の庭園と建築の空間。

 

大型上製本ケース付き
280 total pages
ISBN978-4-87140-496-9 C1072
257 x 364 mm
2017年2月24日発行


24,000+税




CONTENTS


Essay
庭の時代 隈研吾

Collection
修学院離宮
桂離宮
仙洞御所
京都御所

Afterword
あとがき 二川由夫
 

修学院離宮、西浜、春 桂離宮、天の橋立
仙洞御所、紅葉山、秋 京都御所、承明門より見る紫宸殿



HIGHLIGHTS
桂離宮
何世紀も前に、かの後水尾上皇も見たであろう、月見台から見る中秋の名月。
宮内庁の特別な計らいで撮ることができた貴重で幻想的な一枚



修学院離宮
隣雲亭からは、雲のような大刈り込み越しに素晴らしい庭園と周囲の山並みを見晴らすことができる。
普段は保護のために建具が填められているが、特別にすべて開放してもらい、
周囲の環境と一体感のある一枚が撮影された

PROFILE



二川幸夫

1932年大阪市生まれ。大阪市立都島工業高校建築科卒業。早稲田大学文学部で美術史を専攻、1956年卒業。『日本の民家』全10巻を刊行し、1959年、同書にて毎日出版文化賞受賞。
1970年、建築書籍の編集、出版を専門とする、A.D.A. EDITA Tokyo Co., Ltd.を設立。『GA』シリーズ(既刊77巻)、『フランク・ロイド・ライト全集』(全12巻)をはじめ、定期刊行物『GA DOCUMENT』『GA HOUSES』『GA JAPAN』など、世界の現代建築を中心に出版。2013年没。
1975年アメリカ建築家協会(AIA)賞、1984年芸術選奨文部大臣賞、1985年国際建築家連合(UIA)賞など受賞多数。1997年紫綬褒章、2005年旭日小綬章受賞。






隈研吾

1954年神奈川県生まれ。東京大学工学部建築学科卒業、同大学大学院修了。コロンビア大学客員研究員、ASIAN CUL-TU-RAL COUNCIL給費研究員を経て、1987年空間研究所設立。1990年隈研吾建築都市設計事務所設立。現在、東京大学教授。
主な著作に『10宅論−10種類の日本人が住む10種類の住宅』(ちくま文庫)、『負ける建築』(岩波書店)、『小さな建築』(岩波新書)など。
1997年日本建築学会賞(森舞台/登米町伝統芸能伝承館)、2001年村野藤吾賞(那珂川町馬頭広重美術館)、2009年芸術文化勲章オフィシエ、2010年毎日芸術賞(根津美術館)、2011年芸術選奨文部科学大臣賞(美術部門、梼原 木橋ミュージアム)など受賞多数。
 






二川由夫

1962年東京都生まれ。1985年早稲田大学理工学部機械工学科卒業。1989年プリンストン大学建築学部修士課程修了。父、二川幸夫が創業した建築書籍出版社、A.D.A. EDITA Tokyo Co., Ltd.入社。
建築に関わる書籍/雑誌において編集者、写真家、評論家として二川幸夫と協働。現在、A.D.A. EDITA Tokyo Co., Ltd.代表、GAシリーズ編集長。
 



INFORMATION


布張り、型押しの上製本
上:布張りハードカバー
下:ケースに入れてお届けします