PLOTシリーズ第6弾は、隈研吾さん。総勢150名以上のスタッフと共に、圧倒的なスピードで良質な建築を生み出していく設計活動の実態を、徹底解剖していきます。
序論では,隈さんから、所員数3桁の事務所を動かすノウハウについて率直に伺ったインタヴューを掲載。目から鱗な話が満載です。
本編の各章末では、迫力ある建築写真で竣工した姿を紹介します。協働エンジニアやクライアント、担当所員の方々からの裏話を交え、各段階のホットなタイミングで伺ってきたエピソードと共に楽しめる1冊になっています。



Interview
隈研吾の現在形」 聞き手:二川由夫


下関市川棚温泉交流センター(川棚の杜) 編
Schedule プロジェクト進行表
Phase 1 ヴォリューム・スタディ 
語り手:隈研吾,藤原徹平,齋田武亨
Phase 2 プランニング・スタディ 
語り手:隈研吾,藤原徹平
Phase 3 ストラクチャー・スタディ
語り手:佐藤淳,藤原徹平,齋田武亨
Phase 4 コンストラクション・スタディ
語り手:藤原徹平,齋田武亨
Phase 5 インテリア・スタディ
語り手:藤原徹平,齋田武亨,寺川奈穂子
Material ポリゴンの集積による不調和な調和 
語り手:藤原徹平,齋田武亨
作品紹介 下関市川棚温泉交流センター(川棚の杜)
「下関市川棚温泉交流センター」は、ヴォリューム・スタディから始まり、プランニング、構造、施工、インテリアまで、所内での膨大な検討を丁寧に取材していきました。【プランニング】では、隈事務所特有の「洞窟型」「パラパラ型」「メリハリ型」という三つのパターンから、徐々に絞り込んでいきます。【構造】では、構造家・佐藤淳さんを交え、ポリゴン頂点部の接合や大梁の向き、小梁の架け方など、様々な構造・施工に関する建築家と構造家の検討について紹介。わかりやすくて魅力的な佐藤スケッチも収録。



アオーレ長岡 編
Schedule プロジェクト進行表
Phase 1 プラン&ヴォリューム・スタディ 
語り手:隈研吾,横尾実,阿知波修二,水野清香,名城俊樹,山田裕史
Phase 2 中土間&モザイクのスタディ 
語り手:隈研吾,横尾実,阿知波修二,名城俊樹,山田裕史,須磨哲生
Voice 市民の創造性を刺激し,
さまざまな新しい活動を生み出す空間
語り手:森民夫/長岡市長
Phase 3 木パネルのディテール
語り手:隈研吾,阿知波修二,山田裕史,須磨哲生
Phase 4 木パネルが生み出す特異点
語り手:隈研吾,阿知波修二,山田裕史,須磨哲生,田口誉,百枝優
Structure 連結制振とTMD効果を発揮する大屋根 
語り手:江尻憲泰
作品紹介 アオーレ長岡
「アオーレ長岡」は、当時の隈事務所最多動員数で設計されたプロジェクトでした。新たに収録される「担当者の声」で、大規模アトリエ事務所で奮闘する所員たちの生々しい本音をリポート。本編では、ヴォリュームやプランニングのスタディから、巨大な大屋根の構造、「パタパタ」「ウロコ」「ビョウブ」「ウズ」と呼ばれた性格が異なる木パネルのディテールまで、設計密度が上がる過程を徹底的にドキュメントします。隈事務所の全面協力で制作されたプロジェクト進行表と共に、「アオーレ」の筋書きを総覧しながらお楽しみください。



    浅草文化観光センター 編
    Schedule プロジェクト進行表
    Phase 1 コンペ案に至るまでの経緯 
語り手:隈研吾,藤原徹平,針谷將史,武田清明
    Phase 2 基本設計及び実施設計
語り手:藤原徹平,針谷將史
    Phase 3 社会的状況の変化への対応
語り手:隈研吾,藤原徹平,針谷將史
    作品紹介 浅草文化観光センター
「浅草文化観光センター」は、担当者一同、「圧倒的に勝つ!」と意気込んでコンペに挑んだプロジェクトでした。見事勝利を収めたコンペ案までの経緯から、基本設計&実施設計、そして、実施後の変更案までを紹介。実は、実施提出後、「最高高を下げてほしい」という要求があり、設計やり直しを余儀なくされた「浅草」。現代的な公共建築に対する社会からのネガティブな反応に、隈事務所がどのような対応をしたのかは読み所です。新たなペンシルビルの型を求めて奮闘する設計の舞台裏は、少しドロクサいけれどドラマチックでカッコいい物語になっていました。



作品データ&所員リスト
272 total pages
ISBN 978-4-87140-476-1 C1352
Size : 257×182mm
2015年3月25日発行
¥2,500+税