MA モダン・アーキテクチャー 1851-1945 近代建築の歴史
文:ケネス・フランプトン
企画・撮影:二川幸夫 翻訳:三宅理一,青木淳,香山壽夫,他
1981年,1983年に『GA DOCUMENT』の別冊として出版された
『SPECIAL ISSUE 1851-1919/1920-1945』。
近代建築を検証する本として好評を博したこの2冊を
この度,写真を増補し合本として発行いたします。
読めば近代建築がわかる,建築を学ぶ人の必携書です。
第1章:ガラス,鉄,鋼,そしてコンクリート 1775-1915
1851-54
クリスタル・パレス(水晶宮)
ジョゼフ・パクストン
1852-54
パディントン駅
I・K・プルネル&M・D・ワイアット
1853-86
パリ中央市場
V・バルタール&F・E・カレ
1859
「赤い家」
フィリップ・ウェッブ&ウィリアム・モリス
1865-67
ミラノのガレリア
ジュゼッペ・メンゴーニ
1868-69
パリ国立図書館
アンリ・ラブルースト
1869-83
ブルックリン橋
J・A・ローブリング&W・A・ローブリング
1871-72
チョコレート工場
ジュール・ソルニエ
1876
ボン・マルシェ百貨店
ギュスターヴ・エッフェル&L・A・ボワロー
1884-1926
サグラダ・ファミリア教会
アントニオ・ガウディ
1884-90
モナドノック&キアサージ・ビル
ダニエル・H・バーナム&ジョン・W・ルート
1885-87
J・J・グレスナー邸
ヘンリー・ホブソン・リチャードソン
第2章:シカゴ派の建築 - 都市と郊外 1830-1915
1888-90
クリーヴランド・アーケード
ジョン・アイゼンマン&ジョージ・H・スミス
1889
機械館(パリ国際博覧会)
フェルディナン・デュテール&ヴィクトル・コンタマン
1889
エッフェル塔(パリ国際博覧会)
ギュスターヴ・エッフェル
1889-93
ブラッドベリィ・ビル
ジョージ・ハーバート・ワイマン
1889-95
オーク・パークの自邸とスタジオ
フランク・ロイド・ライト
1890-91
ウェインライト・ビル
ルイス・H・サリヴァン
1890-95
リライアンス・ビル
D・H・バーナム事務所+チャールズ・B・アトウッド
1894-95
ギャランティ・トラスト・ビル
ルイス・H・サリヴァン
1893
ウィリアム・H・ウィンズロウ邸
フランク・ロイド・ライト
1894-1904
モンマルトルの聖ヨハネ教会
アナトール・ド・ボード&ポール・コタサン
1894-98
カステル・ベランジェ
エクトール・ギマール
第3章:アール・ヌーヴォーの構造と象徴主義 1851-1914
1895-96
ブロウメンヴェルフの家
アンリ・ヴァン・ド・ヴェルド
1895-1900
ソルヴェー邸
ヴィクトル・オルタ
1895-98
メゾン・デュ・ププル(民衆会館)
ヴィクトル・オルタ
1897-1904
フォルクヴァング美術館
カール・ゲラルド,アンリ・ヴァン・ド・ヴェルド,
ペーター・ベーレンス
1897-1909
グラスゴー美術学校
チャールズ・レニー・マッキントッシュ
1898
A・C・ブリッグス邸「ブロードリーズ」
C・F・A・ヴォイジー
1898-1903
アムステルダムの株式取引所
ヘンドリック・ペトルス・ベルラーヘ
1898
シャンベルラーニ邸
ポール・アンカール
1898
ゼツェッション館
ヨーゼフ・マリア・オルブリッヒ
1898-1915
コロニア・グエル教会地下聖堂
アントニオ・ガウディ
1899-1901
ノートルダム・デュ・トラヴァイユ
ジュール・アストリュク
1899-1901
エルンスト・ルートヴィッヒ館
ヨーゼフ・マリア・オルブリッヒ
1899-1905
パリの地下鉄入口
エクトール・ギマール
1899-1904
カーソン・ピリー・スコット百貨店
ルイス・H・サリヴァン
1900-14
グエル公園
アントニオ・ガウディ
1901-03
イノヴァシオン百貨店
ヴィクトル・オルタ
1902
中央パヴィリオン(トリノ装飾芸術博覧会)
ライモンド・ダロンコ
1901
ベーレンス自邸
ペーター・ベーレンス
1902-03
「ヒル・ハウス」
チャールズ・レニー・マッキントッシュ
1902-11
ペンシルヴァニア駅
マッキム,ミード&ホワイト
第4章:オットー・ワグナーとワグナー派 1894-1912
1903-04
フランクリン街のアパート
オーギュスト・ペレ
1903-05
ル・パリジャン・オフィス
ジョルジュ・シュダンヌ
1903
ラーキン・ビル
フランク・ロイド・ライト
1903-12
ウィーンの郵便貯金局
オットー・ワグナー
1904-08
ユニティ教会
フランク・ロイド・ライト
1904
「工業都市」
トニー・ガルニエ
1905
ポンテュー街のガレージ
オーギュスト・ペレ
1904-14
ヘルシンキ中央駅
エリエル・サーリネン
1905-11
ストックレー邸
ヨーゼフ・ホフマン
1905-07
シュタインホーフの聖レオポルド教会
オットー・ワグナー
1905
カステル・オルジュヴァル
エクトル・ギマール
1905-07
カサ・パトリョ
アントニオ・ガウディ&J・M・フホール
1905-10
カサ・ミラ
アントニオ・ガウディ
1906-23
ストックホルム市庁舎
ラグナール・エストベリ
1907
アメリカン・バー
アドルフ・ロース
1906-09
ロビー邸
フランク・ロイド・ライト
1907-08
ナショナル・ファーマーズ銀行
ルイス・H・サリヴァン
1907-09
アヴェリー・クーンレイ邸
フランク・ロイド・ライト
1908-10
AEGタービン工場
ペーター・ベーレンス&カール・ベルンハルト
1909
サグラダ・ファミリア附属学校
アントニオ・ガウディ
1907
ルートヴィッヒ大公結婚記念塔および展示館
ヨーゼフ・マリア・オルブリッヒ
1908-28
第1および第2ゲーテムアム
ルドルフ・シュタイナー
1908
デイヴィッド・B・ギャンブル邸
グリーン&グリーン
1910
クリスチャン・サイエンティスト第1教会
バーナード・メイベック
1910
シュタイナー邸
アドルフ・ロース
1910
ネック博士の診療所
アントワーヌ・ポンペ
第5章:工業生産と文化の危機 1851-1910
1911-12
パリのシャンゼリゼ劇場
オーギュスト・ペレ
1911
ポーゼンの給水塔
ハンス・ペルツィッヒ
1911-12
ポーゼン近郊の化学工場
ハンス・ペルツィッヒ
1911
ファグス工場
ワルター・グロピウス&アドルフ・マイヤー
1913
プレスラウの百年祭記念ホール
マックス・ベルク
1913-19
アイヘン・ハール集合住宅
ミケル・デ・クラーク
1913-14
ミッドウェイ・ガーデンズ
フランク・ロイド・ライト
1914
ガラス・パヴィリオン(ドイツ工作連盟展)
ブルーノ・タウト
1914
モデル工場(ドイツ工作連盟展)
ワルター・グロピウス&アドルフ・マイヤー
1914
モデル劇場(ドイツ工作連盟展)
アンリ・ヴァン・ド・ヴェルド
1915-17
ハリディー・ビル
ウィルス・ポーク
1914
階段状の住居,「新都市」(新傾向展)
アントニオ・サンテリア
1915-21
フィアット自動車工場
ジャコモ・マッテ=トゥルッコ
1916-20
帝国ホテル
フランク・ロイド・ライト
1916-18
パーク・ミアウィークの集合住宅
J・F・スタール,M・クロフォラー,P・クラメル,他
1916
シュウォッブ邸
シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(ル・コルビュジエ)
1916-24
オルリーの飛行船格納庫
ユージェーヌ・フレーシネ
1918-47
オスロ市庁舎
アルンシュタイン・アルネベルク&マグネス・プールソン
1919
ベルリンの大劇場
ハンス・ペルツィッヒ
第6章:北ヨーロッパの風土建築としての煉瓦造近代建築 1914-1935
1913-40
グルントヴィ教会
P・V・イェンセン=クリント
1919-21
フリードリヒ街のオフィスビルとガラスの摩天楼
ミース・ファン・デル・ローエ
1920
アインシュタイン塔
エーリヒ・メンデルゾーン
1919-22
デ・ダヘラート集合住宅
ピーテル・ロドウェイク・クラメル
1920-21
ヘンリエット・ローネルプレインの集合住宅
ミケル・デ・クラーク
1920
第三インターナショナル記念塔
ウラディミール・タトリン
1920-35
ハーグ市立美術館
ヘンドルク・ペトルス・ベルラーヘ
1920-24
I・G・ファーベン染色工場
ペーター・ベーレンス
1920-28
ストックホルム市立図書館
エリック・グンナー・アスプルンド
1922
シカゴ・トリビューン設計競技案
エリエル・サーリネン
1922-23
ル・ランシーのノートルダム教会
オーギュスト・ペレ
1922
フォード社ガラス工場
アルバート・カーン
1923-24
シュローダー邸
ヘリト・リートフェルト
1923-24
ラ・ロッシュ/ジャンヌレ邸
ル・コルビュジエ
1923
チリハウス
フリッツ・ヘーガー
1923-24
ガルカウ農場
フーゴー・ヘーリンク
1923
ミラード邸「ラ・ミニアトゥーラ」
フランク・ロイド・ライト
1923-24
アミロー街の集合住宅
アンリ・ソヴァージュ
1924-31
ヒルヴァーシャムの市庁舎
ウィレム・マリヌス・デュドック
第7章:古典主義の伝統とヨーロッパのアヴァンギャルド 1912-1937
1925
エスプリ・ヌーヴォー館
ル・コルビュジエ
1925-27
ザンクト・アントニウス教会
カール・モーザー
1925-26
ロヴェル氏のビーチ・ハウス
ルドルフ・シンドラー
1926
ズイェフ労働者クラブ
イリヤ・ゴロゾフ
1926-27
トリスタン・ツァラ邸
アドルフ・ロース
1926
バウハウス校舎
ワルター・グロピウス&アドルフ・ワイヤー
1926-27
フーク・ファン・ホランド
J・J・P・アウト
1926-28
ゾンネストラール・サナトリウム
ヨハネス・ダイケル
1926-29
ウニファースム映画館
エーリヒ・メンデルゾーン
1927
ヴィラ・ド・モンジー
ル・コルビュジエ
1927
ヴァイセンホフ・ジードルンク(1927年工作連盟展)
ミース・ファン・デル・ローエ,R・デッカー
1927
ファン・ネレ工場
J・A・ブリンクマン&L・C・ファン・デル・フルーフト
1927
健康住宅(ロヴェル邸)
リチャード・ノイトラ
1927
カール・マルクス・ホフ
カール・エーン
1927-28
ルサコフ労働者クラブ
ルサコフ労働者クラブ
第8章:ヨーロッパの芸術と建築における千年王国的な衝撃 1913-1922
1928
「ディー・ヴォルハルディング」百貨店
J・W・E・バイス&J・B・リュルセン
1928-29
カフェ・ローベット
テオ・ファン・ドゥースブルフ
1928-30
外気学校
ヨハネス・ダイケル
1928-32
ダルザス邸(ガラスの家)
ピエール・シャロー&ベルナール・ベイフット
1928-40
ロックフェラー・センター
レイモンド・フッド
1928-30
トゥーゲントハート邸
ミース・ファン・デル・ローエ
1929
「家庭と仕事場」展のための寮(1929年工作連盟展)
ハンス・シャロウン
1929
バルセロナ博ドイツ館
ミース・ファン・デル・ローエ&リリー・ライヒ
1929-31
サヴォア邸
ル・コルビュジエ
1929-33
パイミオのサナトリウム
アルヴァ・アアルト
1929-30
サルジナ渓谷橋
ロベール・マイヤール
1929-32
PSFSビル
ジョージ・ハウ&ウィリアム・レスカーズ
1930-32
デイリー・エクスプレス社屋
E・オーエン・ウィリアムズ
1930-32
ジョヴァンニ・ベルタ・スタジアム
ピエール・ルイジ・ネルヴィ
1930
クライスラー・ビル
ウィリアム・ヴァン・アレン
1930-32
スイス学生会館
ル・コルビュジエ
1930-32
ブーツ薬品工場
E・オーエン・ウィリアムズ
1931-33
救世軍施設
ル・コルビュジエ
1932-33
シュミンケ邸
ハンス・シャウロン
1932-36
カサ・デル・ファッショ
ジュゼッペ・テラーニ
第9章:地方都市と共同都市計画:建築とアメリカの運命 1913-1945
1933
ロッサムの住宅「ザ・ホップフィールド」
コリン・ルーカス
1934
ペンギン・プール
ルベトキン&テクトン
1934
ハイポイントI
ルベトキン&テクトン
1934
エンパイア・プール
E・オーエン・ウィリアムズ
1935-40
森の火葬場
エリック・グンナー・アスプルンド
1935
マドリッド競馬場
エドゥアルド・トロハ
1935-39
スニラのセルローズ工場と労働者住宅
アルヴァ・アアルト
1935-36
ドルダータル・アパート
アルフレート&エミール・ロート,マルセル・ブロイヤー
1936
落水荘
フランク・ロイド・ライト
第10章:インターナショナル・モダニズムと国民的自覚 1919-1939
1936-37
サンテリア幼稚園
ジュゼッペ・テラーニ
1936-39
ジョンソン・ワックス・ビル
フランク・ロイド・ライト
1937-43
教育保健省庁舍
オスカー・ニーマイヤー,ルシオ・コスタ
1937-39
ヴィラ・マイレア
アルヴァ・アアルト
1937
フィンランド館(1937年パリ万国博覧会)
アルヴァ・アアルト
1937
新時代館(1937年パリ万国博覧会)
ル・コルビュジエ&P・ジャンヌレ
1937
日本館(1937年パリ万国博覧会)
坂倉準三
1938-39
ニューヨーク近代美術館
フィリップ・グッドウィン&エドワード・ストーン
1938
マラパルテ邸
アダルベルト・リベラ
1938
タリアセン・ウエスト
フランク・ロイド・ライト
1939
グラン・コロンビア小学校
カスロス・ラウル・ビリャヌエバ
1940
シドニー・カーン邸
リチャード・ノイトラ
1943-46
“アッシジの聖フランチェスコ”教会
オスカー・ニーマイヤー
1942
パンプラのカジノ
オスカー・ニーマイヤー
1944-47,
1952-57
ベネズエラ中央大学(第1期,第2期
カルロス・ラウル・ビリャヌエバ