1999年出版の読本から5年,数多くのプロジェクトを手がけ,建築界のメインストリームを疾走していく隈研吾。多様化する社会/文化の要請に呼応して,変容を続ける建築の意味をインタヴューにより解き明かす。


「東京・小説」(GA JAPAN誌上で連載)全編収録

“自分の家が恥ずかしい。どうも,すべてがそこからスタートしているような気がする。
建築という存在の形式自体が恥ずかしい。建築の輪郭を曖昧にし融かしたい。つまるところ建築を消したい。この10年,そんなことばかり口走ってきた。言い回しは,時の気分や,選択した建築の形式に応じて変化する。が,動機を突き詰めてみれば,いつも決まって自分が生まれ育った家に対する恥ずかしさへと当たる。
(「東京・小説」序文より抜粋)


収録作品・プロジェクト
作新学院大学
石の美術館
馬頭町広重美術館
那須歴史探訪館
海/フィルター
銀山温泉共同浴場「しろがね湯」
PLASTIC HOUSE
GREAT(BAMBOO)WALL
ADK松竹スクエア
すまいのデパート「ペンタくん」多摩センター店
古々比の瀧
奥社の茶屋
梅窓院
JR渋谷駅
ONE表参道
安養寺木造阿弥陀如来坐像収蔵施設
東京農業大学「食と農」の博物館・進化生物学研究所
東雲キャナルコートCODAN3街区
村井正誠記念美術館
分とく山
floor in forest
浜名湖花博ゲート
長崎県立美術館
高根沢町宝積寺駅前計画ちょっ蔵広場
NTT青山ビル改修
水/ブロック
NIWA; WHERE THE PARTICLE RESPONSES

ロータスハウス
サントリー美術館
福崎立体広場
フィンランドのバス停

Japanese text only
256 total pages, 104 in color
ISBN4-87140-661-X C1052
2004年11月24日発行
Size: 210×148mm
¥2,566(税込)