座談会[総括と展望]建築20112012
特集 [現代建築の境界面]

STUDIO TALK 17 鈴木了二

168 total pages, 68 in color
ISBN978-4-87140-913-1 C1352
2012
11日発行
¥2,566(税込)

 





座談会
[総括と展望] 建築20112012
内藤廣×隈研吾×二川幸夫
3.11の前後 戦後世代への教え 機能していない国家幻想 
都市計画の限度 投資額に見合うリターン 中国人クライアントの理解力 
デザイン料の自己申告 10年後に広がる建築格差 日本一ではダメ 
インテリア文化の衰退 若手建築家が育たない 本気と余興 
今後の見通し


特集
[現代建築の境界面] 現代日本の先端を行く建築家10人にインタヴュー
■01「建築の境界が対峙してきたもの」 伊東豊雄
■02「50分の一の矩計図で理解される境界面」 隈研吾
■03「境界をひらく」 山本理顕
■04「境界面をつくるスケールと材料」 川口衞
■05「ラーメンによる境界と素材素性を活かした境界」 佐藤淳
■06「境界面におけるテクノロジーとローカリティの融合」 金田充弘
■07「ストラクチャーと形態がつくる境界」 SANAA
■08「建築の境界面をぼかす」 藤本壮介
■09「境界面を新しい考えでつくる」 石上純也
■10「印象や現象を生み出す布地の境界面」 安東陽子


連載
STUDIO TALK
17


鈴木了二
建築、音楽、映像、多岐に拡がる関心 空間を主体とした映像学科 
芸術学校の建築学生とは 建築界の閉塞感 前提という幻想を崩す 
新しい試行「DUB」 デジタル時代における表現の強度 
新しい判断基準を導入する サバティカル中、サルディーニャ 
建築で人を驚かす


作品
旭川駅 内藤廣
解説:「16年目の船出」 内藤廣
日立駅自由通路及び橋上駅舎 妹島和世+東日本旅客鉄道水戸支社
解説:「町、海をつなぐストラクチャー」 妹島和世
象彦漆美術館 岸和郎
解説:「漆を伝統とモダンの間で考える」 岸和郎


PLOT
「北京国子監ホテル+美術館」編
設計、語り手:安藤忠雄
phase 1
増築の構想
「浅草文化観光センター」編
設計:隈研吾、語り手:隈研吾・藤原徹平・針谷將史
phase 3
社会的状況の変化への対応


連載
現代の建築家 5
「松室重光 -コロニアリズムと建築家-
井上章一


時評
エッセイ
地球の細道 79
安西水丸


GA広場
「世界の建築事情」
マギーズ・ガートナベル(OMA
コーネル大学ミルスタイン・ホール(
OMA
二川由夫
「ガラスを膜材のように使ったシェル」
ガラスのシャボン玉
石上純也
「組織化に感じる有機的な纏まり」
Bloomberg Pavilion
平田晃久・外木裕子
「製品ではなく建築自体の性能を高める」
メム メドウズ
隈研吾・斉川拓未
「地域社会を繋ぐ野原の保育所」
七ヶ浜町立遠山保育所
高橋一平
「タワーの新しいオリジンを考える」
台湾タワー
藤本壮介
「高さ5メートルの人工地盤と大回廊」
(仮称)三次市民ホール
青木淳
「1枚の屋根で伽藍を整える」
真福寺客殿
宮本佳明