表紙を飾るのは、隈研吾さん設計の新歌舞伎座「GINZA KABUKIZA」。歌舞伎座というと、どうしてもオブジェクティブな外観が印象に残りがち。でも隈さんによって、いかに近代的な都市の中で、非凡なものとして存在していたかが読み解かれます。その延長に何を考えたか。歌舞伎座を見る目が変わること必至です。 |
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特集 |
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[建築家、何をする人ぞ?] |
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最前線で活躍するキーパーソンに、二川由夫がインタヴュー |
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隈 研吾/藤村龍至/長谷川祐子/山梨知彦/小野田泰明/内藤 廣
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本号の特集「建築家、何をする人ぞ?」は、前号に引き続き、「いまさら聞けない」建築家の役目について、いろいろな視点から話していただいています。先端を走る建築家から、境界を意識して活動している人、「建築家を使う」立場からの発言・・・。追い詰められた感のある中から生まれた特集タイトルでしたが、未来を感じられる話が出揃いました。特に長谷川祐子さんの「建築家には最前線にいていただくてはいけない」という言葉は感動的です。 |
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特別対談 |
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[境界を超える場所の可能性] 安藤忠雄×妹島和世(司会:二川由夫)
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■無謀な挑戦 ■十年がかりの「進化」 ■全部で「セット」
■美術か、建築か、風景か ■境界を超えること ■境界線上の楽園
■次の世代に伝えること |
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瀬戸内海での建築プロジェクトの紹介とともに、異色の顔合わせ対談「安藤忠雄×妹島和世」が実現しました。時間や風景との関わりなど、建築の本質的なことが話されたのですが、対談時には、誌面に反映できなかった事務所の運営についてや建築界の現状など、赤裸々な本音トーク全開でした。でも、そのガチンコ(率直)な感じのお二人の発言だからこそ、説得力のある言葉が詰まっています。今春から開催した「瀬戸内芸術祭」に行かれる方(行った方)は、予習/復習がてら是非ご一読いただきたいです。 |
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作品 |
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GINZA KABUKIZA |
隈 研吾+三菱地所設計 |
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解説:「平成という時代のつなぐ都市性」 |
隈 研吾 |
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JPタワー KITTE |
三菱地所設計+隈 研吾 |
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解説:「歴史や自然を微分した都市の祝祭性」 |
隈 研吾 |
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ANDO MUSEUM |
安藤忠雄 |
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解説:「ANDO MUSEUM, NAOSHIMA」 |
安藤忠雄 |
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犬島「家プロジェクト」A邸、C邸 |
妹島和世 |
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解説:「犬島〈家プロジェクト〉2について」 |
周防貴之 |
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新宿御苑大温室 |
日本設計 |
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歌舞伎座は桃山様式と言われています。でも、かなり不思議な様式ですよね。なじみのある書院建築や民家、数寄屋とは違う。端的に言えば、お城の様式です。そう考えれば、町並みや寺社の様式というよりは、もともと都市的な様式、大スケールに対応した様式かもしれません。読者の皆さんなりに、重なり合った建築ストーリーの読み解きをしていただくのも一興かと思います。 |
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PLOT |
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「Mountain Hotel Project」編
設計・語り手:藤本壮介
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phase 1
基本計画
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「横浜市立大学新付属校舎(仮称)」編
設計:山本理顕、語り手:山本理顕・西田浩二 |
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phase 1 基本設計 |
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「(仮称)飯山ぷらざ」編
設計:隈研吾、語り手:隈研吾・川西敦史・寺川奈穂子・向井優佳・田中邦明 |
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phase 2
基本設計に至るスタディ
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PLOTでは、藤本壮介さんが現在進めている、中国のホテルのプロジェクトを紹介。いつも手探りのプレゼンテーションから始めるという率直な発言もありながら、今回ははっきりとしたイメージを持って、新しい空間を追求された姿が伝わってきます。これまでの藤本さんの建築にはない姿への変化もあり、その案の転換に小誌の記事が影響していたことも発覚! 今後も空間に深みを与える、新たな展開がありそうな予感です。 |
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連載 |
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現代の建築家 13「白井晟一」
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井上章一
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井上章一さんの連載では、白井晟一さんが登場。学校では、「丹下健三さんと伝統論争を繰り広げた」とか、「〈縄文〉と言った」とか習うのですが、イマイチどういう人かわからないのが本音ではないでしょうか。あるいは、磯崎新さんが言われた「マニエリスト的な人」だという見方か。しかし今回、なぜ丹下さんの対抗馬として現れたのか、その本当のところが明らかになります。ネタバレぎりぎりですが、現代建築が直面している重大な課題に直結している意味が浮かび上がります。
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GA広場 |
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「伊東豊雄,プリツカー賞受賞」
Toyo Ito |
二川由夫
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「ストリートに表出されたコレクション」
COACH OMOTESANDO |
OMA
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「市役所が町に近づく仕掛け」
日立市庁舎 |
SANAA |
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「カーデザインの背後にある世界観」
Amazing Flow
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平田晃久 |
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「3Dの太陽光パネルがつくり出す
未来の都市の風景」
Energetic Energies
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平田晃久 |
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新世代オフィスのフレーム 1
「9メートルグリッドによる 最小限外装・
低環境負荷のキューブ」
ラゾーナ川崎東芝ビル
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山梨知彦 |
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新世代オフィスのフレーム 2
「コアフリーで層間が縮まるマルチグリッド」
オークラヤビル麹町 |
中村純+中塚光一 |
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新世代オフィスのフレーム 3
「挿入した外部空間を顕在化させた超高層」
あべのハルカス |
原田哲夫 |
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新世代オフィスのフレーム 4
「ランダムなフィンで風圧低減を目指す」
(仮称)テレビ朝日西麻布土地利用計画 |
茶谷明男+大石卓人 |
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新世代オフィスのフレーム 5
「ファサードで建築の揺れを抑える」
oak omotesando(オーク表参道) |
辻芳人+浅岡泰彦 |
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168 total pages, 72 in color
ISBN978-4-87140-921-6 C1352
2013年5月1日発行 |
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¥2,566(税込) |
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