建築2023/2024[総括と展望]
& 特集
PLOT 設計のプロセス

作品
水の美術館 石上純也
解説:優しい巨大さ 石上純也


京都市立芸術大学・京都市立美術工芸高等学校 乾・RING・フジワラボ・o+h・
吉村設計共同体
解説:柔らかく、寛容な、確固たるフレーム 乾久美子


金沢美術工芸大学 SALHAUS・カワグチテイ建築計画・仲建築設計スタジオ
解説:金沢美術工芸大学のキャンパスデザイン 日野雅司
INSIDEVIEW:金沢の都市構造と連続するキャンパスランドスケープ 川口有子・鄭 仁愉
INSIDEVIEW:流れの中に場をつくるガラス屋根 仲 俊治・宇野悠里



212 pages
ISBN978-4-87140-985-8 C1352
2024年1月1日発行
¥2,750(税込)


建築2023/2024 [総括と展望]
この一年を振り返る、年末恒例の座談

鼎談 藤原徹平×石上純也×百田有希×二川由夫


特集
[PLOT 設計のプロセス]
20組の参加者たちから発せられた、ナマな言葉で紡ぐ設計のプロセス




畑友洋
「港の丘プロジェクト」
語り手:畑友洋

海と山をバイパスする丘をつくる

雄大性との接続|滑らかに開かれた劇場|段床と緑化のスタディ





石上純也
「お堂は丘に懸かる」
語り手:石上純也

日本の木造建築の特性を考えるスタディ
伽藍を考える|時間と環境の中に溶ける|変化していく形式性




駒田剛司+駒田由香
「化石ルーム プロジェクト
語り手:駒田剛司、駒田由香

基本設計での条件の読み込み方

恐竜化石の部屋|場の原型を考える|使い勝手と構造の全体性





三家大地
「桜新町アパートメント」
語り手:三家大地

集合住宅の共用部を「道」にするスタディ
共用部=道と考える|平面の単純化と立体化|住戸の「間」を豊富化する





冨永美保+市川竜吾
(仮称)小千谷市防災センター」
語り手:冨永美保、市川竜吾、畠山亜美

二つ以上の用途が重なる空間の解き方
やっこさん型プラン|図と地が反転したファサード|広場ではなく広間





斎藤信吾
「西尾市生涯学習センター(仮称)
語り手:斎藤信吾

新しい生涯学習センターの「かた」をつくる
地域交流センターと総合学習センター|逍遥空間|プランの変更と植栽が主役の公園





中川エリカ
「八事ハウス」
語り手:中川エリカ

地形をつくる段状空間の建築化
つくり方とコスト|不均質で小さい場所の連続|現場段階の5分の1模型





藤原徹平
「沖玉ステイ」
語り手:藤原徹平、武田まりの

「小浜ヴィレッジ」の第2期
住戸とショートステイ|三つの棟に分割|塀に開ける窓と隣合う主屋をつなぐ屋根





C+A・アイダアトリエ・日建設計(エンジニアリング)設計企業体
「新静岡県立中央図書館
語り手:赤松佳珠子、大村真也、小野加愛(CAt)、福島孝志(日建設計)

プロポーザル後のスタディ
お堀免震|内郭ラチス|スパイラルアップ





大西麻貴・百田有希
「桜島地域における義務教育学校」
語り手:大西麻貴、百田有希

ブックパサージュと働くルーバー壁
学びの場づくりと学び方づくり|様々な居場所となるブックパサージュ|使い方を触発するピロティ空間





藤本壮介+三菱地所設計
「Torch Tower頂部」
語り手:藤本壮介、國清尚之(藤本壮介建築設計事務所)、住谷覚、多田直人(三菱地所設計)

超々高層頂部での協働
計画中の建築に加わる|自由な発想と実現性|300mの上に100mが載る?|上空に「場所」をつくる





髙橋一平
「霞ケ浦ふれあいランド再生整備事業
語り手:髙橋一平、和泉芙子

現場段階:歩廊の詰め
建築と自然を近づける「遺跡化」|構成と素材がつくる三次元の「ライン」|概念とリアリティ





佐藤研吾
「二宮町の仮屋」
語り手:佐藤研吾

既存の木造アパートに対する環境装置
三つ目の拠点|屋上と出窓





高野洋平・森田祥子
「伊賀市旧庁舎改修計画」
語り手:高野洋平、森田祥子

坂倉建築を図書館とホテルに改修する
図書館+ホテル|手掛かりとなった環境のシミュレーション|独特の環境を持ったインフラ





平田晃久
「小千谷市図書館等複合施設」
語り手:平田晃久、杉山柾利、西里正敏、北島瑛登

屋内広場のスタディ
重要度が高まった屋内広場|地形遊具のスタディ|小千谷の伝説





原田真宏+原田麻魚
「常陸多賀駅周辺地区整備計画」
語り手:原田真宏、原田麻魚、京兼史泰、鈴木遼太

テーブルの集まりとしての動線や空間
on the table|各施設の細分化|テーブルのユニバーサリティ





前田圭介
「KSB Annexプロジェクト」
語り手:前田圭介

動と静の領域を共存させ一体化するエレメント
マインドフルネスが建築のテーマ?|空間構造を考える|個別性と一体性





遠藤克彦
(仮称)門真市立生涯学習複合施設」
語り手:遠藤克彦、持永篤史

図書館と文化会館の複合に対する多孔質の空間
コンテクストを読み地域につなげる|一本の道から沢山の孔へ|スタディのスケールと方法





山田紗子
「yamanami farm」
語り手:山田紗子、鈴木心、近藤暉人、山本太智

風景から考える全体のプラン
ユートピアを考える?|2種類のスタディ模型|風景を設計するとは





藤野高志
「冬虫夏草」
語り手:藤野高志

インフラを外在化した建築の構想
敷地から考えない|身体に紐付いた場所|技術に生える形とは



連載
エッセイ 記憶の器 3 藤本壮介
立衛散考 西沢立衛


GA広場
自立するやわらかさをつくる
AWT BAR、AWT FOCUS、
「山田寅次郎展 茶人,トルコと日本をつなぐ」会場デザイン

山田紗子、
鈴木心、近藤暉人、福田海武
構造としてのアウトライン
金沢工業大学 五十嵐威暢アーカイブ
飯田善彦