特集 PLOT 設計のプロセス

作品
小千谷市ひと・まち・文化共創拠点 ホントカ。 平田晃久
解説:現代の聖地へ 平田晃久


五條のテンポラリーアトリエ 魚谷繁礼
解説:空き地に置かれたコンテナと地面に突き刺された丸鋼 魚谷繁礼
解説:構造について 柳室 純


川崎朝鮮初級学校 笠井太雅+鄭 愛香
解説:交差する活動の風景 笠井太雅+鄭 愛香
解説:建築のフレームとしての構造体 三原悠子
INSIDEVIEW:[“Tangible”な空間のために] 笠井太雅+鄭 愛香



192 pages
ISBN978-4-87140-990-2 C1352
2024年11月1日発行
¥3,190(税込)


特集
[PLOT 設計のプロセス]
16組の参加者たちから発せられた、ナマな言葉で紡ぐ設計のプロセス




藤本壮介
(仮称)国際センター駅北地区複合施設」
語り手:藤本壮介、國清尚之、越智悠

プロポーザル
先例のないプログラム|大ホールを開くとは|
何か違う|バラバラと求心性|プロポーザルで伝えたこと





畑友洋
「Metalix 本社屋」
語り手:畑友洋

不均質な環世界の集合と均質な架構
内外環境の立体的同居|偏心荷重を均す雪吊り|
バラついてきた吊り材|様々な環世界の同時存在




藤原徹平
「ばばっかわ ガーデン・パーク
語り手:藤原徹平、Patrick Wheare、稲田玲奈、久米雄志

「ままならなさ」に対応する

地下劇場と立体公園|都市と非都市の両義性|
コンテンツに与えるスペシャリティ|モノと形式の間の創造的関係





山田紗子
「yamanami farm」
語り手:山田紗子、鈴木心、近藤暉人、山本太智、奥村夢大

個と全体、その両義的な関係
風景を設計する手がかり|「柵」をスタディする|
不思議なランドスケープ|畜舎らしくない畜舎|2Dの抽象性





長坂常
「Ojai Orchard House」
語り手:長坂常

アメリカでのつくり方を考える
2×4工法への挑戦|ルールの抜け道|
連続する体験としての仕上げ|アメリカならではつくり方





畝森泰行
「A動物園 サル山」
語り手:畝森泰行、松浪崇斗

コンセプトから実施設計中盤まで
動物園という課題|人間と動物の関係|建築的な森|
自然と人工のせめぎ合い





石上純也
「House」
語り手:石上純也

外部環境のスタディについて
風景とひとつながりの家|建物と庭の関係への違和感|
木の下に住む|空間から環境へ





中川エリカ
「御所西のワークプレイス」
語り手:中川エリカ

最初の提案から基本設計まで
京都ならではのオフィス|以前のプロジェクトを移植する|
建築を消す?|透ける空間





髙橋一平
「KOCHI」
語り手:髙橋一平

平面計画と架構
高知らしい暮らし|集合住宅→ショッピングモール?|
千本ノックの意味|場当たり的な空間と架構





平田晃久
「エアリスベース(太田西複合拠点公共施設)
語り手:平田晃久、外木裕子、市古慧、高橋あかね

漫画コーナー新設,仕上げやサインの検討
約15,000冊の漫画本|予定調和にならない折衷案のあり方|
外装材と風景の重なり合いによって生じる響き|漫画特有の効果表現





高野洋平・森田祥子
「東京藝術大学芸術未来研究場本部」
語り手:高野洋平、森田祥子、児玉貴典、内山媛理、西那巳子、甲斐貴大、横田晋平

掘り出された庭石の再利用
素材に詳しいコラボレーター|石の粒度|石粉の塗料|
家具・什器のカタログ化|サークルパッキング|
様々なものが自由に参加する空間





齋藤隆太郎
「保育園らしくない保育園」
語り手:齋藤隆太郎

挑戦的なプロポーザル
面積表のないプロポ|園庭と公園を一緒にする?|
オーバルデッキの公園





武井 誠・鍋島千恵
「Eプロジェクト」
語り手:武井 誠、鍋島千恵

コレクションと共に過ごす空間
独自の環境をまとった居場所|領域の境界をつくり出す起点|
ランドエッジの小口と長楕円断面の壁柱|床の起伏と壁柱の関係





今井公太郎
「東京大学 富士癒しの森研究所 森の道具館」
語り手:今井公太郎、山口大翔

設計のロジックと部材構成の往還
ボトムアップの設計?|最小限の連続ヴォリューム|
自然と人工のパラメトリックなバランス





大西麻貴・百田有希
「武雄市新文化交流施設エリア」
語り手:大西麻貴、百田有希

プロポーザルから基本設計へ
地域の文化拠点の継承|公民館と文化交流施設|
大屋根を支えるレンズ梁|ランドスケープと階段状のオープンスペース





原田真宏・原田麻魚
「Mテナントビルプロジェクト」
語り手:原田真宏、原田麻魚

「モノが放つ場所性」を都心に加える
モノが放つ場所性|三段重ねの門型RC躯体|
空間の連続性を過大評価しない|象形文字のような建築



連載
エッセイ 記憶の器 8 藤本壮介
立衛散考 西沢立衛


GA広場
空間、あるいは境界線をえがく
drawing chair OKAMURA OPEN FIELD 2024
山田紗子