ライト最初期の住宅作品11軒を収録。
世紀末から1910年頃までに建てられたプレイリー・ハウスは,
ライトの出発点であり,建築家としての名声を確固たるものにした。
空間の連続性,水平性を強調したオープン・プラン,
窓によって開放された壁などの特徴は,
彼が根を下ろしたシカゴの街の郊外に広がっていた
大草原〈グレート・プレイリー〉に起因する。
幾何学で構成されるステンドグラス,家具,ランドスケープなども自らデザインし,
それらの一体感は,単なる住空間を越えて美術作品としての価値を生み出している。

収録作品
William H. Winslow House and Stables, 1893
Ward W. Willits House,
1902
Frank Thomas House,
1901
Susan Lawrence Dana House,
1902
Arthur Heurtley House,
1902
Darwin D. Martin House, 1903
Frederick C. Robie House, 1908
F. F. Tomek House, 1907
Avery Coonley House, 1907
E. E. Boynton House, 1907
Meyer May House, 1909
368 total pages, 144 in color
ISBN4-87140-614-8 C1352
2002年9月24日発行

3,850(税込)