2009年8月18日





8月18日(火)

昨日、盛暑の東京から脱出してパリに着き、今日はロンドンへやって来た。

朝は、16℃、昼は24℃の別天地である。

それに、この地では大変珍しい快晴ときているから、気分もすこぶる良い。

昨今は、夏の風物詩として定着の感のある、美術館サーペンタイン・ギャラリーの前庭に建てられたパヴィリオンの取材のための旅である。今年は、妹島和世さん、西沢立衛さんが登場。

2000年のザハ・ハディドから始まり、第2回がダニエル・リベスキンド、2002年が伊東豊雄さんで、その後、オスカー・ニーマイヤーやアルヴァロ・シザ、OMAらが手がけ、昨年はフランク・ゲーリー。

夏から秋にかけて3ヶ月ほど開催し、終われば、希望者に買い上げられ、世界各地に行くことになっている。

だいたい開催年の年初めに設計を依頼されて3ヶ月程度でデザインし、組み立てるという流れのようだ。

期間が短いためなのか、目新しいデザインはなかなか無いが、それぞれ得意なデザイン用語で毎年制作されてきた。

今年もSANAAらしいデザインで無難にこなしている。

選ばれる条件の一つとして、イギリス国内で建築をつくったことのない建築家に限られるそうだ。

二川幸夫)




GA DOCUMENT 105
フランク・O・ゲーリー
サーペンタイン・
ギャラリー・
パヴィリオン2008



GA DOCUMENT 108
KAZUYO SEJIMA+
RYUE NISHIZAWA/SANAA
Serpentine Pavilion 2009




GA JAPAN 100
SANAA
「公園としての存在」
サーペンタイン・
ギャラリー・
パヴィリオン2009